宇都宮大学 オプト-バイオシンポジウム

Utsunomiya University Bio-Opt Symposium (UU-BOS)


生物科学と機能光学を融合して新しい研究分野を開拓するため、宇都宮大学のオプティクス教育研究センターとバイオサイエンス教育研究センターが共同で開催するシンポジウムです。



第7回UU-BOS

日時: 平成2312月13日 () 13:00

場所: 宇都宮大学峰キャンパス 大学会館2階多目的ホール

交流会参加費 一般 2,000円/学生 500

講演会(参加費無料)

  1. 1.招待講演(学外) 藤原晴彦(東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻)

        「アゲハ蝶の多様な擬態:色と紋様の形成メカニズム」

  1. 2.招待講演(学外) 藤田克昌(大阪大学 大学院工学研究科)

        「ラマン散乱顕微鏡が拓く新しいバイオイメージング」

  1. 3.招待講演(学内) 岡本昌憲(宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センター

        「植物の乾燥ストレスを制御するアブシジン酸の働きとその応用」

  1. 4.招待講演(学内) 山本裕紹宇都宮大学大学院工学研究科先端光工学専攻

        「空中ディスプレイの開発と行動生物学応用に向けた取り組み」

  1. 5.学生ポスターセッション


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招待講演

  1. 1.藤原晴彦(東京大学大学院新領域創成科学研究科)

「アゲハ蝶の多様な擬態:色と紋様の形成メカニズム」

小動物がさまざまなモデルに姿形を似せて捕食者をだます「擬態」はダーウィンの時代から多くの人々を魅了してきた。しかし、技術的な問題などから擬態の背景にある分子機構を理解することはこれまで困難だった。私たちが研究対象としているアゲハ蝶には多様な擬態が見られる。例えば、若齢幼虫は鳥の糞に擬態するが終齢幼虫は柑橘系の葉に似せるようになる。また、幼虫時の周囲の環境により蛹の体色は緑色か茶色に変化する。さらに、沖縄などに生息するシロオビアゲハのメスは毒蝶ベニモンアゲハに翅の紋様を似せる。最新のゲノム科学と新たに開発した分子遺伝学的な技術により、このような擬態における体色や紋様の形成メカニズムが理解できるようになってきた。本講演では、主にアゲハ幼虫とシロオビアゲハの研究を紹介し、どのような課題が解決され、また残されているのかを議論したい。


  1. 2.藤田克昌(大阪大学 大学院工学研究科)

「ラマン散乱顕微鏡が拓く新しいバイオイメージング」

 これまで開発してきた高速なラマン散乱顕微鏡の技術と,それによって可能となる新しいバイオイメージング技術について紹介する.ラマン散乱顕微鏡の高速化の原理に加え,従来の蛍光法では観察できなかった細胞の状態や、細胞内の小分子の観察方法について紹介した後,さらなる撮像速度の向上,超解像技術についても紹介する.


  1. 3.岡本昌憲(宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センター

「植物の乾燥ストレスを制御するアブシジン酸の働きとその応用」

高等植物は動物と異なり、種子が発芽して大地に根を張ってしまうと、環境が悪化しても異なる場所へ移動することができない。そのため、植物には多様な環境ストレスに対する防御システムを備えている。植物の乾燥ストレス耐性に重要な役割を果たす低分子有機化合物のアブシジン酸(ABA)は、植物ホルモンとして知られ、陸上植物に共通に存在する。ABAの内生量や感受性が極端に低下した変異株では乾燥に弱いだけでなく、種子を休眠することができない。種子の休眠は多様なストレスに耐性を示すための防御として機能する。このような事から、ABAは植物が陸上で繁栄するための必須シグナル分子としての役割を果たしてきたと考えられる。ABAの内生量の制御機構やシグナル伝達の分子機構の解明は、植物がどのように乾燥ストレスに対して抵抗を示すかを理解する事に繋がる。得られた知見を応用することで、乾燥ストレス耐性を向上させた植物や作物の創出のみならず、乾燥ストレスをコントロールする化合物開発にも発展する。本シンポジウムでは、それらの方法について紹介する。


  1. 4.山本裕紹宇都宮大学大学院工学研究科先端光工学専攻

「空中ディスプレイの開発と行動生物学応用に向けた取り組み」


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過去の開催


第1回 UU-BOS

テーマ「生物科学と機能光学の接点を探る」

日時: 平成231221 () 13:2018:40

場所: 宇都宮大学峰キャンパス 大学会館2階多目的ホール

シンポジウム参加費: 無料

参加費:交流会参加費 一般 2,000円/学生 500

記念すべき第1回は,2つの研究分野の接点を探ることを目的とし,生物科学と機能光学の両分野からの4名の気鋭の研究者にご講演していただきます. 講演後は学生のポスター発表を兼ねた交流も行うことで,両分野の融合に関する議論を深めたいと思います

講演者 (敬称略)

1:蟻川 謙太郎 (総合研究大学院大学先導科学研究家 教授)

「昆虫の色覚と複眼構造」

2:撫山 由己人 (宇都宮大学農学部 教授)

「皮膚再生とコラーゲンサプリメント」

3:東口 武史 (宇都宮大学工学研究科 准教授)

「ライフサイエンスを目指すフラッシュX線光源の開発」

4:大内 由美子 (株式会社ニコンコアテクノロジーセンター)

「構造化照明を利用した超解像顕微鏡」


第2回 UU-BOS

テーマ「生物科学と機能光学のフロンティアを拓く」

日時: 平成241212 () 13:3018:30  (13:00より受付開始)

場所: 宇都宮大学陽東 (工学部)キャンパス オプティクス教育研究センター棟4Fコラボレーションルーム

参加費: 特別講演会 無料,次世代交流会 (飲食代) 一般 2,000円/学生 500

講演者 (敬称略)

1.阿部 勝行 (オリンパス株式会社), 光学顕微鏡の進化とバイオイメージング

2.杉坂 純一郎 (宇都宮大学オプティクス教育研究センター), 導波路構造を有する高精度バイオセンサー

3.上田 昌宏 (大阪大学理学研究科), 走化性情報処理システムの多階層イメージング解析

4.柏嵜 (宇都宮大学農学部), イチゴの流通品質を光で見る農産物の見えない現象を可視化する

参加者:一般30名,学生69


第3回UU-BOS

日時: 平成251218 () 13:0019:00

場所: 宇都宮大学 (峰キャンパス) 大学会館2階多目的ホール・談話室

参加費: 特別講演会 無料,次世代交流会 (飲食代) 一般 1,000円/学生 500

1.Ann Elizabeth Elsner (Indiana University), Lowering the Cost of Diagnosis of Retinal Disease

2.飯郷 雅之(宇都宮大学), 光が拓く生命科学研究の最前線

3.黒倉 (宇都宮大学), 光とイチゴ イチゴ栽培のさらなる効率化は可能か?


第4回UU-BOS

共催UU-COE-Next「温度生物科学分野の創成と国際拠点化計画」

UU-COE-Next「宇都宮大学オミックス解析コンソーシアム」

文部科学省 特別経費「バイオイメージング技術の総合的推進事業」

日時: 平成261211 () 13001900

場所: 宇都宮大学陽東 (工学部)キャンパス オプティクス教育研究センター棟4Fコラボレーションルーム

参加費: 特別講演会 無料,次世代交流会 (飲食代) 一般 2,000円/学生 500

講演者 (敬称略)

1.江島 丈雄 (東北大学 多元物質科学研究所 准教授) X線相関顕微法とその生物観察応用

2.刀祢 重信 (川崎医科大学 生化学教室 准教授), プログラムされた細胞死のシナリオを読み解くー死のシグナルから実行まで

3.野村 崇人 (宇都宮大学 バイオサイエンス教育研究センター 准教授), 枝分かれを制御する植物ホルモン

4.茨田 大輔 (宇都宮大学 工学研究科 助教), 光と物質の間の並列情報転送

5.加道 雅孝 (日本原子力研究開発機構 研究主幹), X線顕微鏡による細胞内部構造のその場観察


第5回UU-BOS

日時: 平成271221 () 12001900

場所: 宇都宮大学 (峰キャンパス) 大学会館2 多目的ホール・談話室

協力:次世代研究創生UU-COE-Next:「オプトバイオサイエンスを基軸とした次世代アグリイメージング研究拠点の形成」

参加費: 特別講演会 無料,次世代交流会 (飲食代) 一般 2,000円/学生 500

講演者 (敬称略)

1.合田 圭介 (東京大学大学院理学系研究科,カリフォルニア大学ロサンゼルス校工学部電気工学科 教授)「超高速イメージングで生命科学」

2.十川 久美子 (東京工業大学大学院生命理工学研究科 准教授), 1分子顕微鏡で観る免疫細胞活性化の初期過程

3.亀井 保博 (大学共同利用機関法人自然科学研究機構 基礎生物学研究所 特任准教授), 体内の1細胞の遺伝子発現を顕微鏡で操作する

4.宮川 一志 (宇都宮大学 バイオサイエンス教育研究センター 准教授), ミジンコの環境依存型性決定の分子機構


第6回 UU-BOS (Utsunomiya University Bio-Opt Symposium)

日時: 2016年12月2日(金)14:00 - 19:30

場所: 宇都宮大学 オプティクス教育研究センター

   アカデミアホール,コラボレーションルーム(宇都宮市陽東7-1-2)

主催:オプティクス教育研究センター,バイオサイエンス教育研究センター

共催:農学部,工学研究科

交流会参加費: 一般 2,000円/学生 500

講演者 (敬称略)

1. 東山 哲也(名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所)

「植物受精のライブセル解析:異分野融合で鍵分子に迫る」

2. 河田 聡(大阪大学)

  「ラマン散乱顕微鏡:光でナノと3次元とスペクトルの世界を拓く」

3. 児玉 豊(宇都宮大学 バイオサイエンス教育研究センター)

「タイムゲート法:時間をずらして葉緑体の自家蛍光を消す」



 

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